2013年1月30日水曜日

素材集は陶芸にも生かせるゼイ!

昨年、6年間通った陶芸教室を辞めました。
月に一度、午前中だけの作陶でしたが 何年か続けていると
作りたいものが無くなってきます。

陶芸は面白とは思うのですがデザインとは勝手が違います。
デザイナーの職業柄、完成状態を頭で描いてコンテンツしています。
しかし陶芸は「火と釉薬」が作品の上がりを左右すると言われおり
長年作陶しているベテランでも焼き上ってみないと分からないと言う程です。

釉薬を使うと教室の皆と同じ様な作品しか生まれないのと
釉薬の掛け具合もあり、期待通りのイメージになりにくい・・
初めの頃は「イメージ外れの」焼き上がりが、何度かありました。

頭に描いたイメージの仕上がりに少しでも近づける為には
釉薬を使わず、焼き締め作品を作るのが必然的に多くなりした。
でも、
焼き締めは粘土の素地がそのまま出るため、電気炉での焼き締めは
きれいに焼けて面白くありません。

面白くする為には外形をデザインを工夫すること、表面デザインをする事です。
そこで考えたテクニックが、2、3種類の粘土での組み合わせと、レリーフ技法でした

半乾燥の時点で模様をくり抜いた和紙(2~3枚重ねのスワンペーパー※)を
貼りつけて、泥漿(でいしょう)状態ぐらいの粘土を切り抜いた面に、刷毛で塗り込ます
下地に染み込んだぐらいで、ピンセットでスワンペーパーを丁寧に剥がして完成です。
※スワンペーパー:デザインに使う和紙のマスキングペーパーです。
乾燥後と素焼きのあとにサンドペーパーと三角ヤスリ等を使いレリーフの面と
コーナを慎重に、きれいにして焼き締めします。

焼き上がり後は素地がカサカサなので蜜蝋や椿油を塗り、しっとりとさせます。
この花器は蜜蝋を塗り、ヘアードライヤーで溶かしながら、布で拭いて
マットの様な質感にしています。

花器・上のUFO型の中にだけに水を溜めます



























この時の切り抜きデザインはDIGIGRA PICTUR1 影グラフィックのイメージを使いました。
もちろんステンシル用に少しアレンジします。
和風文様や、切り絵、版画、パターン等はこの様なカルチャーの作品にも利用できます。

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後日、他の作品もご披露したいと思います。

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